事業紹介
連続炭化装置
建築廃材や各種汚泥など、有機性廃棄物のリサイクルプラントとして、あるいは減容・無害化を目的とした焼却炉の代替炉として、最近は炭化装置を使った方法に注目が集まっています。 しかし炭化装置の構造や方式は多岐にわたり、ダイオキシン発生の抑制、低コストで良質の炭化物をいかに生成できるかで、炭化装置の評価は大きく違ってきます。
他社にはない技術力で良質の炭を生成し、しかも省スペースで低コストかつ運転・メンテナンスも簡単な炭化装置をご提案します。
連続炭化装置
- 炭化工程に特許取得新技術導入
- 廃棄物の炭化工程を2重筒式ロータリーキルンで行い、内筒で乾燥・乾留、外筒で完全炭化及び消火、冷却して排出します。
- 場所をとらないコンパクト設計、
簡単なメンテナンス
- 2重筒構造のため、非常にコンパクトで従来装置に比べ広い場所を必要としません。メンテナンスも極めて少なく簡単でシンプルな構造です。
- 場所をとらないコンパクト設計、
- 連続運転で大量処理、
作業員もラクラク運転
- 廃棄物を自動制御で連続定量供給、生成した炭も連続排出します。その他の機器も自動制御のため、作業員の関与が極めて少なくなります。
- 連続運転で大量処理、
- 低ランニングコストで炭化処理
- ロータリーキルン外筒で炭化物を冷却するため、排出後の冷却装置が必要ありません。直接加熱方式なため燃料消費量も少なく済みます。
- 低~高水分廃棄物でも
連続炭化処理が可能
- ロータリーキルン内の攪拌羽根と熱風(乾留ガスの燃焼)による直接加熱方式によるため、高水分(80%以上)の廃棄物でも全く問題なく炭化処理ができます。
- 低~高水分廃棄物でも
- クリーンな排気ガスで環境を守ります
- 炭化工程で発生した排気ガス(乾留ガス)を2次燃焼装置で高温分解し、その後集塵装置でダストの除去を行うため、クリーンな排気が環境を守ります。
ココが違う!池田工業の炭化装置 3つのポイント
特許技術「二重筒方式」
特許についてその1
当社の連続炭化装置は、ロータリーキルン方式のため、ダイオキシン除去装置やストーカなどのスペースを必要とせず、焼却炉などと比べても導入コストは2分の1で済みます。
さらにここには、2つの特許技術が導入されています(特許取得第3021387号)。
ひとつは、炭化させる回転炉を外筒と内筒に分けた二重筒ロータリーキルン方式を導入していることです。投入された廃棄物は内筒内で直接加熱(最高800度C)され、乾燥・乾留ガス化されます。ロータリーキルンの中の攪拌羽根と、乾留ガスが燃焼する熱風で直接加熱するため、燃料費も節約できます。
また80%以上の高水分の廃棄物でも問題なく炭化でき、畜産糞尿など水分含有率が90%の処理困難な廃棄物でも30~50分で処理できます。処理を業者に委託する場合と比べて、3分の1のコストで自家処理が可能となります。
特許についてその2
もうひとつの特許技術は外筒にあります。内筒で乾燥・乾留した炭化物は無酸素状態の外筒で完全に炭化し、消火・冷却(約20度C)されます。このため、冷却装置を必要とせず、イニシャル・ランニングコストも大幅に抑えられます。
また取り出された炭化物は素手で扱うことができます。炭化物は賦活工程によって活性炭として生成されます。(別途装置必要)最終的に排気ガスとなる乾留ガスは二次燃焼装置で高温分解され、集塵装置でダストが除去されるなど、排気ガスの処理対策も万全です。
重金属を含む対象物でも、前分別せずに炭化可能
二重筒式炭化炉は対象物に火と酸素を直接当てるため、重金属は酸化物となり無害化します。これまで重金属を含むものは分別しなければならず一苦労でしたが、連続二重筒炭化炉なら事前の分別の手間を省くことができます。
炭化物の用途に応じた炭化炉6タイプ
生成される炭は、投入量や設定する炭化温度によって、※(具体例)などのように、その特性や品質を変化させることが可能です。お客様のご希望にあった炭化物を生成できる技術をご用意しています。
さまざまな有機性廃棄物の処理が可能
●主な廃棄物の適用範囲
各種有機性汚泥、食品かす、飲料搾りかす、魚かす、製材くず、建築廃材、剪定枝、間伐材、もみがら、野菜根、野菜葉、畜糞(鶏・牛・豚など)、下水、農集汚泥、製紙スラッジ、その他の有機性廃棄物
●主な炭化物の活用例
土壌改良材、育苗・園芸肥料、コンポスト添加剤、脱臭剤、吸着剤、除湿・調湿剤、水質浄化剤、ろ過剤
無焼成レンガ・ブロック製造工程
●セメント(ブロック)
●粘土(レンガ)